食べられる庭 ~ Edible Garden 9

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食べられる野草/雑草シリーズの続きで、今回は、セント・ジョーンズ・ワート(St. John’s Wort)。学名はHypericum perforatum。和名は、セイヨウオトギリソウ。薬草としてネイティブアメリカンにも使われ、現代ではうつ病に効果があるとして再注目されている*。

食用としては‥‥花と若葉。花をサラダ、お菓子につかったり、ハーブティーにしたりしている。若葉は、スムージーに使っている。この花のお茶は、ほんとうに甘くておいしい。 また、フレッシュかドライのどちらでもいいのが、花だけ、または、花がついた茎(15センチぐらい)を瓶につめウオッカにひたして、ティンクチャーをつくっている。冬に「キャビンフィーバーか?」と思ったとき、紅茶に10滴ぐらいまぜて飲むのだが、甘みが加わっておいしい。気のせいかもしれないが、気持ちというか、頭もほわ〜んとしてくる。

セント・ジョーンズ・ワートは、2年前に突然、庭に生え始めた。風か、鳥からの贈り物だろう。50代に入り、更年期のさまざまな症状を聞いて、構えにはいっている今日この頃。原因不明のイライラ、落ち込みが起きそうになったら、この美しき花のお茶に癒してもらうつもりでいる。からだも、きっと喜ぶにちがいない。花にやどる愛に感謝。

*注意点:摂取により副作用がでる人がいる。妊娠中、授乳中の女性はもとより、他の治療薬などを服用している人は、必ず医師に相談のうえ、この植物を利用することをすすめる。

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日本の思い出~ 東京の道 Shibuya

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©William Ash

 

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冬~ 天と地

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©William Ash

 

月光につつまれて

樹が 天へのびてゆくとき

影はゆっくりと 地をゆく

 

 

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冬の水辺~ダイヤーロングポンド

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©William Ash

 

くねりながら

湖へとつづく白き小道

まだ 聞こえない水音

 

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冬の海 ~ ペマキットポイント

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©William Ash

先週末、久しぶりの春のような陽気にさそわれて、ペマキットポイントにいった。水平線には、夏に多くの観光客が訪れるモヒーガン島が見えていた。この日、風はなく、波もそう高くはなかったが、海は底からうねってくるような冷たい豪音をたてていた。まだまだ冬の音‥‥。でも、春がようやく先に見えてきたようでもある。

 

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四国遍路道

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©William Ash

この冬は、「四国遍路道」写真集の作製をしていて、四国遍路の日記を見直している。一周あたり、歩いて平均50日ぐらいかかる。写真の笠に書かれている「同行二人」は、「弘法大師といっしょに二人で歩む」という意味で、私たちは弘法大師とともに「世界平和」を祈りながら3周した。

遍路中は、テレビの放送とは似ても似つかない光景をみて、いろいろな思いが心をよぎった。でも、1周目(1998年)が終わったときは、さすがに驚いていた。この道を守ってきた、ふところの深い慈愛に満ちた精神は、どこから来ているのか?

歩き終えたときには、「人生そのものが遍路道、日常生活もまた遍路道」という、当たり前の思いをもって家路につく人が多いというが、確かに、あれだけ体も使って歩けば、どっかに意識だけが飛んでいってしまう妄想人間は、遍路道からは生まれないだろう。

ただ困ったことに、普通の生活にもどっても、どこへでも歩いていこうとする。どこへでも歩いていけると信じている。バスも電車も目に入らず、ただモーレツに歩きたくなる。喜んだのは犬で、それまで15分だった散歩が、2時間、3時間になった。いっしょに歩いていた空海が、今度は、愛犬になったような気がした。

でも、今はメイン州の冬の中、あまりに寒すぎて歩けな〜い。

 

30代のアメリカ人と日本人の夫婦が、八十八カ所や奥の院、番外を訪ねながら
四国遍路道を歩いて3周した遍路日記をまとめた聖地巡礼メモア
「空海の人びと」
電子書籍ソフトカバー本で発売中。

 

移りゆく季節 Part 2

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©William Ash

 

メイン州には、四季がある。四季があるところに住んでいると、一年という時の流れが、頭の中で4つの季節にはっきりと分かれ、それぞれの季節の風景が、春なら春の風景、夏なら夏の風景というように、固定したイメージとなってできあがっている。ところが、一年は、大地の上を千変万化させながら過ぎていく。ベイツモースマウンテン保護地区の塩性湿地と砂丘も、一年をとおして、絶えず変化している。同じ景色は、二度と見られない。画像をクリックしてみてほしい。

 

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移りゆく季節 Part 1

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©William Ash

春は そう易々とは メイン州に訪れない
雪も氷も 簡単には消えてくれない
大地にやさしくキスをして
ゆっくりゆっくり 冬を溶かしながら やってくる

2月も終わりになると、キャビンフィーバーの人間たちを慰めるかのように、最高気温が10度近くになる日が続くことがある。(もちろん、また氷点下にもどるのだが‥‥。)ベイツモースマウンテン自然保護地区内の塩性湿地にある池も、氷の下から姿をみせた。数ヶ月もすれば、稚魚が泳ぎだすだろう。この池は、湿地を流れる川とはつながっていない。ポツンと、湿地のなかで孤立している。それでも、魚が生息しているし、興味深いことに、塩分濃度が、湿原に流れ込んでいる海水よりも高い。

 

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冬の森

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©William Ash

火曜日、木曜日と連続して雪が積もった。火曜日は、珍しく重たい雪だったので、除雪に汗をかいた。その一方で、森はとても静かだ。暴風にとばされた雪が、林床のあちこちに偏って積もっている。5、6センチのところもあれば、踏み出した片足が、深みにごそっとはまるように沈んで転ぶこともある。雪の中を歩くのは、難しい。動物たちも、雪の上に足跡を残していくこともあるが、多くは、雪の中にトンネルをつくって移動しているようだ。

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食べられる庭 ~ Edible Garden 8

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©William Ash

ヤロー(Achillea millefolium)も、最初は雑草かと思ったけれど、そのままにしておいたら優れたハーブだったというが、後になってわかったという野草。ぬかなくてよかった。今ではお気に入りというか、心から崇めている野草のひとつ。

目立たないが、よくみると、うっとりするぐらい小さな美しい花をつける。その上、万能な薬草なのだ。これが庭に生えていてくれるだけで、幸運。

アメリカでは、ヤローにほれこんでいる人も多く、その薬用効果をえんえんとサイトで語っている人も多い。でも、薬草としての話は別な機会にして、ここでは「食べ物」として紹介する。

料理に使えるのは「花と葉」。ただし、葉は苦い。花やフレッシュな若葉だけを細かく切って、サラダやスムージーにいれている。もちろん、湯がいて他の料理にもつかえるらしいが、私は苦いので使わない。他には、フレッシュ、または乾燥させた花と若葉で、ハーブティーをつくったり、ウォッカにひたしてティンクチャーをつくって紅茶にいれて飲んでいる。

毒草もあるので、野草の判別には、専門家のアドバイスを求めることをすすめる。にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ

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