カンザスシティの暮らし ~ Life in a Box, Part 2

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コロナが渦巻く中、高層アパート中にいると、「ここまではコロナもこないだろう」などという、安易な期待をもってしまう。高層アパートは、ちょっとした空中のオアシスだな。

360世帯のこの高層アパートには高齢者も多いが、若者も多い。若者の中には、義務化されているのにマスクをつけていない人が、数ヶ月前までは多かった。そんな無神経な人たちが、私のエレベーターに乗り込もうとすると、「どうぞ」と言ってエレベーターから降りたものだが、そんな私に向かって彼らは、「あっ、どうも」とスマホ片手に言って、堂々とエレベーターをのっとっていった。アメリカのコロナ感染が、なかなか終わらないわけだわ。

カンザスシティの暮らし ~ Detour とコロナ

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夕方になると、夫と私はダウンタウンを散歩する。今日も夫は、大好きなこの機材をみつけると写真をとった。日本企業の KOMATSU のものなので、ちょっとうれしい。いかにも年季が入った DETOUR (回り道)のサインも、なかなか。

久しぶりにコロナの話題になるが、コロナの感染者が、ミズーリ州でも一日2000人を当たり前のように超えている。過去7日間に、およそ11万人が検査をうけ、州の検査方法によれば、28.8 % が陽性となった。現在、1659 名が入院中(476 名がICU、221 名が呼吸器をつけている)。

今朝11月2日の朝の統計によると、州の感染者の合計は 183,186 人(州の人口615万人の3%),そのうち 死亡者数 3024 名。感染者の多くは10代後半から20代、死亡者の多くは80代。

町を歩く人のほとんどが、マスクをしていて、未だにマスクをしていない人も、気まずそうな顔をして歩いているので、数ヶ月前に比べれば、ずっと立場が弱くなっている。

レストランはオープンしているが、客の足取りはもどっていないよう。ソーシャルディスタンスを厳密に守っていない上に、マスクもせずに大口開けて楽しそうに話をしている客をみると、足がすくむ。以前は、散歩の途中でカフェによってラテを飲むのが日課だったが、まだまだ先のことになりそう……。

 

カンザスシティの暮らし ~ Diggers

市内では、いつもどこかで工事が行われていて、この採掘機が目につく。この機械、生き物のようにみえておもしろくて、つい写真をとってしまう。Click on the image for a larger view.

カンザスシティの暮らし ~ Birds Aren’t Real

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この張り紙には、「鳥は本物ではない。政府の監視用ドローンだ。目覚めろ、ミズーリ州!」とあります。最近のくだらない陰謀論の宣伝か、それとも悪ふざけかは知りませんが、私は、鳥が大好きなのです。鳥を巻き込まないでほしいのです。