ミズーリ州では、このところコロナの感染者数がうなぎ上りで、8月2日現在までの感染者数は51258名、死亡者数1253名、そのうちカンザスシティの感染者数は5965名、死亡者数53名。
テキサス州ほどではないが、コロナはこのひと月、急速に広まっている。以前はマスク着用の義務を無視する人が多かったが、さすがに今、外にでるとカンザスシティのダウンタウンでは90%以上の人がマスクをしている。していないのは、たいてい若者だ。
それでも、レストランやバーには人が集まるようになってきたし、金、土の夜は、若者を中心に人出が増えた。一見すると、マスクをしながらも普通の生活にもどりつつあるように見える。が、それはちがう。
お隣りのカンザス州にある私の歯医者さんは、「助手たちがコロナ感染を恐れて勤務拒否にでたので、助手の役も自分でしなくてはいけないのよ」と、一人寂しく私の歯をけずりながらつぶやいた。もちろん先生は、ファイスシールドをし、さらにその下にマスクをしている。私は、口は開けているものの、目には患者用のサングラスをしている。