英名ゴールデンロッド(Goldenrod)の和名はアキノキリンソウ。川辺を黄色に染めてぎっしりと咲いているセイタカアワダチソウは、その一種になる。かわいそうにアレルギーを起こすと他の草と誤解されてしまい、人間に引き抜かれることが宿命のようなこの植物が、まさか「すぐれた薬草であり、かつ食べられる野草です!」といわれても、「はい、そうですか」と信じられる人は少ないと思う。抗菌作用がつよく、カゼやのどの痛み、膀胱炎などに効果があり、アメリカではとくに腎石を取り除く効果をあげている。
葉、茎、花は食用になり、本によっては種も食用になると書いてある。お茶がおいしいという評判を鵜吞みにして、最初に試したときは、アメリカ人の舌はおかしいのかと思うほど、苦くてまずかった。でも、今ではすっかりその苦みにはまっていて、この季節は毎日飲んでいる。とくにアイスクリームを食べたあとに、このお茶をのむと、口のなかがとてもさっぱりする。
お茶の入れ方は簡単で、花が咲いたら、葉ごと上部をメイソンジャーに好きなだけ入れて熱湯をたし、30分から1日ぐらいほっておく。このとき、カモミールをいれると甘みが加わって飲みやすい。また飲むときに、ハチミツをくわえるのがアメリカでは定番のようだ。もちろん、乾燥させた花や葉をつかってもいい。花は染料としても使えるそうなので、そのうちやってみたい。
(追記 9月17日)
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