食べられる庭 ~ Edible Garden 7

edible_weeds_lambs_quarterシロザ(Chenopodium album)を、最も便利で優秀な食べられる野草というアメリカ人は多い。メイン州立大学のサイトにも、食べられる野草として紹介されている。もともと食用としての長い歴史があり、ナバホなど、ネイティブアメリカンの食物のひとつだったらしい。いろいろな英名があり、Lamb’s-quarters、pigweed、 goose foot、 wild spinachなどと呼ばれている。

シロザの強みは、土を選ばずどこにでもあり、かつ、ほうれん草と同じぐらい栄養があること。それに、葉、花、種と食べられる部分が多いことだろう。葉は、若葉に限らず、季節をとおして食べられる。他の野草にくらべたら、ものすごく食べやすい。ただ葉には、ほうれん草と同じでシュウ酸が多いので、湯がくことが必要。これで、かなりシュウ酸が消える。私は、キッシュ、パスタなどいろいろな料理に利用している。バター炒めなども、おいしい。若葉は、生のままでスムージーやサラダにいれている。ともかくたくさん生えているので、乾燥させたり、生を冷凍させて、冬のスムージーにもたしている。

種は、タンパク質が豊富で、クローバーの種のように粉にしてベイキングに使えるらしい。お米やシリアルといっしょに炊いてもいいかと思う。ただ、かなり細かいので、採取する気には、なかなかなれない。それに、野鳥の好物なので、我が家は鳥にゆずっている。でも、今年は試しに、種からスプラウトをつくってみようかと思っている。ともあれ、料理には「ほうれん草」だと思って使うのが一番いいと思う。

数年前まで、シロザを野菜畑の雑草だと思って引き抜いていたのだが、これで草むしりをしなくていいし、ほうれん草を栽培する必要もなくなった。もちろん、シロザは日本にもある。ただ採取するときは、注意が必要! この野草には、よく似た毒性をもつものがある。かならず専門家のアドバイスをもとめることをすすめる。

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ日本ブログ村のランキングに参加しています。画像や記事を楽しんでいただけましたら、ポチっ!とお願いいたします。ご訪問、ありがとうございました。