サルオガセモドキ (英名:Spanish Moss、学名:Tillandsia usneoides)は、南部のいたるところで見られる。英名が「スペインゴケ」なので、コケのように思われるが、実は花をつける植物。寄生植物だけれど、ただ木から垂れ下がっているだけ。
それぞれの個体は小さいが、互いにもつれあって下に長く伸びているので、大きな植物体に見える。薄暗く、沼地のような森では、かなり不気味に見える。でも、20世紀初期には、車の座席のクッション材として使われたというから、見る人間の視点によって、植物も違って見えるらしい。