ウミガメを守る

フロリダの沿岸は、ウミガメの産卵のために長い間使われてきた。画像のように海水浴客が産卵場所を荒らさないように、今でも保護されている。でも、この海岸だけ守っても仕方がない。この浜の穴から出てきた子亀が、小さな体を必死に動かして命がけでたどり着いた海が、すでに汚染されている。

Magnolia ~ モクレン

フロリダでは今、モクレンの花が咲き乱れている。
モクレンと言えば、春先に咲く花というイメージが強かったが、
フロリダの気温は、連日30℃を超えている。
蒸せるような暑さの中で見るモクレンの花の白さは、
涼しさを感じさせてくれるが、どこか場違いにも見えてくる。

Retention Ponds ~ 滞水池

©William Ash

フロリダは巨大な砂州からできているので、掘ればすぐに水が出てくる。大雨が降れば、大地が雨水を吸収できなくなって洪水を起こしかねないので、道路や分譲住宅地を作るときには、雨水をためる滞水池(画像中央)もまわりにつくる。

フロリダの自然の湖はみな浅いが、滞水池の深さは、13~15mもある。写真中央のように、帯水池を掘っている最中にすでに水がたまってしまうため、近くに一時的に別の池(画像の左上)をつくって、そこにたまった水をポンプで吐き出しながら滞水池を作る。

そして、こうした滞水池に、ちゃっかりとワニがやってきて泳いでいたりする。
だから、フロリダにはたくさんの池や湖あるのに、泳げない……。

 

Flycatcher

フロリダには、ヤモリがそこら中にいる。踏みやしないかと、こちらは冷や冷やするのだが、あちらのほうは慣れたもので、足元から四方に散るようにさっと逃げていく。その時に聞こえる木の葉の上を走る音が、かわいいこと。ときには、窓のスクリーンにへばりついて、蚊をじっと待っていたりなんかする。

Black Point ~ ブラックポイント

©William Ash

この空を
大きなベニヘラサギが飛んでいった

あんなピンク色を飛ばすなんて
この世界のデザイナーは
なんて勇気があるのだろう

 

フロリダのメリットアイランド(Merritt Island)にあるブラックポイントより。