メイン州の風景 ~ Schoodic Point Revisited

©William Ash

アーカディア国立公園のスクーデッィク・ポイント(Schoodic Point in Acadia National Park, Maine) Click on the image for a larger view.

先月、中西部のミズーリ州からワシントンDCに引越をした。何がうれしいかと言えば、海があり、近隣の州には海だけでなく、山もあること。メイン州での暮らしを経験してから、すぐに海や山に行けない暮らしが、いかにストレスになるかがわかった。

日本では40年近く東京暮らしだったが、やっぱり日本人だ。海と山がまわりになくちゃ、生きていけない。

Summer Dreams ~ 夏の夢

メイン州の夏を思い出している。林冠をぬける風のささやきが、空を近くに感じさせてくれた。別にこれといって壮大ではないけれど、この暖かな夏の風には、秘密がいっぱいつまっていたように思う。

Witness ~ 目撃者

夏になると、よく横になって移り変わる空を見つめる。柔らかい草の香りが漂ってきて、何とも言えない気分になる。通り過ぎる人から見れば、全く何もしていないように見えるかもしれないけれど、永遠なる今に起きている世界の変化を目撃しているんな。

Peaches, 2017 ~桃 2017年

今年は防虫の有機スプレーを全くしなかったのに、桃(レッドヘーブン)がまた、枝もたわわに実った。アプリコットぐらいの小ぶりなところが、かわいい。

Islands of Light, Islands of Life ~ 光の島、命の島

海藻は、可視光では暗くみえるものだが、近赤外線では白熱光を発して見える。上の画像で、赤外線を吸収した海の水が暗く、海面上に出ている岩や島が輝いているのは、海藻が生えているから。

Pioneers ~いざ、野原へ!

8年前ぐらいにこの家に引越す前まで、野原の野草は、つねに牧草として刈り取られていた。私たちは、それを止めてほっておいた。野原が、自然に変わっていく様子を観察したかったからだ。

まず野生のブラックベリーが、土から湧いてくるかのごとく広がった。森のほうは、開拓者として、カバの木を送りこんできた。写真は、近赤外で撮ったカバの木。

自然農法で有名な福岡正信氏に1990年代にお会いした時、「人間が何もしなければ、自然はもどる」とおっしゃった。その言葉のとおり……。しかも、ものすごいスピードだ。