ワシントン山の斜面は、浸食によってがれ場になっている。
「ワシントン山」タグアーカイブ
メモリアルデーの週末
週末は、ホワイトマウンテン国立森林公園に行った。珍しいことに、最高気温は33度に達して真夏日となった。公園はメモリアルデーの週末とあって混雑していて、ワシントン山の頂上へ向う車は列をなし、川辺では泳ぐ子供たちや釣り、ハイキングをする人がたくさん見られた。緑の明るさと命の勢い、香る風、8時まで明るい長い一日と、心ときめく、いい季節になった。
黄昏~Twilight
黄昏ーEnglish Lens
在ること、変わること~ Being, Becoming
どうして生命があるのか? 自己編成ができる生命というものは、宇宙の自然の産物なのか?
なんでこんなことを思うかといえば、グレイト・ゴルフ・ウィルダネスは、最後の氷河期に氷によって削られ、残されたのは岩の世界だったのに、そんなきびしい地形にもかかわらず命は繁栄した。何層にもなって生命体がコロニーをつくり、今の美しい世界をつくった。その生命体が生息している山は浸食されるがままなのに、生命は多様化して、想像もできないぐらい複雑化した。
物質的な化学反応のなかに置かれたままのものと、意識的に変わっていける生命体とのちがいは、なぜ、どこからくるのだろう? それとも、五感では、山も石も岩も、実は意識をもって生きている生命体ということが見えないだけなのだろうか?
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崖っぷちで生きる
気候がつねにストレスをかけてくる厳しい条件のなか、しかもハイカーの不注意な数歩で、岩くずれがおこって、ふかい痛手をおうような場所でも、生命は絶妙なバランスを保って生きる。ワシントン山の頂のすぐ下にある、グレイトゴルフワイルドエリアとよばれる氷河圏谷の先端は、岩しかないような所で、世界でも過酷な気象条件で知られているけれど、苔や野花が生息していて、夏にだけ車や徒歩でやってきて「あ〜、きもちいい〜」とかいって、すっかり山を満喫した気分でいる観光客の足元で、静かに命の不屈さ、未知数な力を誇っている。
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月と岩と水と ~ ホワイトマウンテン
ホワイトマウンテン国立森林公園のスイフトリバー (Swift River) は、カンカマンガスハイウェイ (Kancamagus Highway) にそって流れている。月光に、岩と勢いよく流れる水がうっすらと輝く。岩は水の流れをかえ、水は岩の形を変えていく。水と岩は、互いの形を変え、変えられるということを相互に続けながら、この美しい景観を造り上げている。
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ワシントン山のアルパインガーデン
ワシントン山の山頂の下、標高1600 mのところにアルパインガーデン(Alpine Garden)とよばれる平らな草原がある。尾根の風下にあり、山の厳しい天候からまもられていて、この山固有の高山植物や北極圏由来の植物が見られるという。
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ワシントン山の夏
ワシントン山は、ホワイトマウンテン国立森林公園にあり、標高1917m。ニューイングランドではもっとも高い山だが、日本アルプスなどを考えると、高い山とは思えない。ところが、過酷で変わりやすい天候で、世界的に知られている。頂上で観測された地表最大風速は、なんと372km/h。1934年4月12日に観測されて以来、いまだに世界記録となっている。冬は、山頂の温度はー40度以下までさがり、夏でも平均最高気温は12度ぐらいなので、風のある日にはフリースをもっていく。また、雨も多い。
夏の天気がいい日には、待ってました!とばかり、有料自動車道の細い道を車やオートバイが、数珠つなぎになって山頂へと上っていく。運転手以外は、絶景をみながらのスリル満点のドライブが楽しめる。もちろん、ハイキングする人の姿もみられる。
写真は、山頂のすぐ下にあるネルソンクラグ(Nelson Crag)より撮影した。下にアルパインガーデン(. Alpine Garden)とタッカーマン渓谷 (Tuckerman Ravine)の先がみえる。ワシントン山は、とても堂々としている山で迫力があり、山頂からの景色は、なぜかチベットでみた景色を思わる。
この山は、かつてアベナキ族によって「偉大な精神の宿る所」と呼ばれた。17世紀にヨーロッパ人が、「自分たちは、山の神々の支配など受けない」ということを示すために登るまでは、人が踏み入ることはない山だった。アベナキ族の偉大なる指導者であったPassaconawayの魂も、死後に天から舞い降りて、神々とともに山に宿ったといわれている。
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