ワシントンDCの春 ~ Soapstone Valley

昨日はいいお天気だったので、二人でソープストーンバリーを散策した。メイン州を去ってから、ほぼ4年ぶりの春のハイキング。鳥のさえずりが響く黄緑色のトレイルには、みごとに野花が咲き乱れていた。メイン州の家の森の林床そのものだった。

また、四国遍路道を歩いていた時の自分が突然、蘇った。30代の頃の自分が、ヘトヘトになりながらも、いかに満たされた気持ちであの道を歩いていたのかが、今になってよくわかった。春の四国の自然は美しかった。

こうした自然との思い出は、年をとるにつれて静かで懐かしい幸福感を与えてくれる。知らない間に増えていた貯金のよう。経験というものは、それがよかったかどうかなんて、後になってからしかわからないことが多い。けれど今日は、ふと蘇ってきた過去の自分に、今の自分が微笑みながらよりそうような経験をした。この森には、精霊でもいるのかな?

ワシントンDCの暮らし ~ Soapstone Valley, Part 1

まるでメイン州で撮影したような写真だが、実は、ワシントンDC内で撮ったもの。政治の中心地であるDCには、すばらしいことに、7 ㎢(1854 acres)の自然豊かなロック・クリーク国立公園(Rock Creek National Park)がある。写真は、その一部のソープストーン・バリー公園( Soapstone Valley Park)で撮影したもの。この小川はDC内を流れ、やがてポトマックリバーに注ぎこむ。