満月のもとで

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©William Ash

真夜中ちかくに、家の裏にある野原にいけば、沈黙とその間をぬうような動物たちの歌で満たされていた。フクロウが、カエルが、ヨタカが鳴いた。一定のリズムでもとっているかのように、鳴いては、また静まりかえった。セイタカアワダチソウの甘い香りがし、やがてスカンクの臭いがそれにまじっってきた。不意の一撃をさけるために、自分がここにいることをスカンクに知らせる口笛をふけば、動物たちの歌のように、月明かりのなかで響いて消えた。

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