宮崎駿氏の作品をみた人なら、繰り返し登場する「あるモチーフ」に気がつくはず。
そう、樹だ。天空の城ラピタ、となりのトトロ、もののけ姫などには、力強く空へとのびるりっぱな樹が出てくる。
古代の日本人は、樹木、とくに広葉樹には、天からの神々が宿っていると信じていた。大地にしっかりとはった根、空へと広げた枝々、風をうけ、太陽の光を浴びながら、人間よりもはるかに長い時を生きる樹木。これが「神性なるもの」でなくて、なんであろう。インドの詩人で、アジア人ではじめてノーベル文学賞を受賞したタゴールは、樹をこう謳い上げた。
地球は 樹々を通して
絶え間なく 天に話しかけ
天も それを聞いている
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