ヤロー(Achillea millefolium)も、最初は雑草かと思ったけれど、そのままにしておいたら優れたハーブだったというが、後になってわかったという野草。ぬかなくてよかった。今ではお気に入りというか、心から崇めている野草のひとつ。
目立たないが、よくみると、うっとりするぐらい小さな美しい花をつける。その上、万能な薬草なのだ。これが庭に生えていてくれるだけで、幸運。
アメリカでは、ヤローにほれこんでいる人も多く、その薬用効果をえんえんとサイトで語っている人も多い。でも、薬草としての話は別な機会にして、ここでは「食べ物」として紹介する。
料理に使えるのは「花と葉」。ただし、葉は苦い。花やフレッシュな若葉だけを細かく切って、サラダやスムージーにいれている。もちろん、湯がいて他の料理にもつかえるらしいが、私は苦いので使わない。他には、フレッシュ、または乾燥させた花と若葉で、ハーブティーをつくったり、ウォッカにひたしてティンクチャーをつくって紅茶にいれて飲んでいる。
毒草もあるので、野草の判別には、専門家のアドバイスを求めることをすすめる。
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