木にぶら下がる「老人のあごひげ」 ~ サアルオガゼ

life_in_maine_usnea

©William Ash

枯れた木や病気の木に、ぶらさがっている緑色した綿毛 のようなものを、森でみかけることがある。サアルオガゼと呼ばれるウメノキゴケに属する地衣類で、英語では “Old Man’s Beard(老人のあごひげ)” とか “Beard Lichen(ひげ地衣類)”という俗名で呼ばれる。日本名では、そういった俗名はないみたいだ。サアルオガゼは、大気の状態を示すインディケーターでもある。とても空気に敏感で、とくに二酸化硫黄が大気中に多いと育たなくなるからだ。

また、抗生物質に似た特性をもっていて、滅菌ガーゼのように切り傷に対して使われたらしい。ただし、あくまでも外用に限ってのこと。織物の染料としても黄色、オレンジ、青、紫色に染めるときに使用することができるようだ。

写真を楽しんでいただけましたら、ぜひ にほんブログ村 写真ブログへをクリックしてください。二つの写真ブログランキングに参加中で、クリックにより、人気ランクが上がるしくみになっています。本日も、ご訪問ありがとうございました。

マーシャル・ポイントの春

life_in_maine_marshall_point_1

日曜日に、ポート・クライド (Port Clyde)にあるマーシャル・ポイント(Marshall Point) に出かけた。空に雲はなく、世界は光にみち‥‥そして、暖かかった! 春が、ついに来た。気温は11度。わが庭に雪は残っているものの、海岸線の地域にはまったく見られなかった。

マーシャル・ポイントは、ペネスコット湾の西端の、大西洋へ突出した半島の先端にある岬だ。その水平線には、フーパー島、トンプソン等といった小島が並んでいる。マーシャル・ポイントには、小さいながら灯台があり、観光客が訪れる。

 

写真を楽しんでいただけましたら、ぜひ にほんブログ村 写真ブログへをクリックしてください。二つの写真ブログランキングに参加中で、クリックにより、人気ランクが上がるしくみになっています。本日も、ご訪問ありがとうございました。

春の湿地

morse_mountain_spring_marsh

©William Ash        写真をクリックして拡大してご覧ください

メイン州でもここにきて、
やっと冬が、春に道を明け渡したような感じがでてきた。

雪がとけ、大地は白から茶色となった。
この時期は、どこもかしこもぬかって泥だらになるので、
「泥シーズン」と呼ばれている。

でも、草はすぐには目覚めてこないし、成長もはじめない。
大西洋を望むベイツモースマウンテン自然保護地域でも、
雪の重みで平らになった草は、今だに地にふしたまま。

大気はすでに、春の香りをふくんでいても、
人間と同じで、
雪や霜が完全に去ったとは思っていないらしい。

もっともなことだ。
でも、あとひと月もすれば、この地も新緑に燃える。
それは、あっという間だ。

.写真を楽しんでいただけましたら、ぜひ にほんブログ村 写真ブログへをクリックしてください。二つの写真ブログランキングに参加中で、クリックにより、人気ランクが上がるしくみになっています。本日も、ご訪問ありがとうございました。

メイン州の小島

life_in_maine_orrs_island

メイン州の海には、小さな島が点在して、穏やかな景観をなしている。ブロンズイックの南にも、Sebascodegan Island, Orrs Island,  Bailey Islandといった島がある。キャスコ・ベイの端にあり、大西洋に面している。こうした島には、別荘に囲まれながらも、地元の漁師のコミュニティーが残っている。今年のように冬が長いと、4月でも閑散としている。
写真を楽しんでいただけましたら、ぜひ にほんブログ村 写真ブログへをクリックしてください。二つの写真ブログランキングに参加中で、クリックにより、人気ランクが上がるしくみになっています。尚、クリックによりブログ村のウインドウが開きますので、そちらにある数々の日本の人気ブログもお楽しみになれます。本日も、ご訪問ありがとうございました。
 

瞑想 ~ Time

life_in_maine_time

©William Ash

画像をクリックすると拡大されます。

写真を楽しんでいただけましたら、ぜひ にほんブログ村 写真ブログへをクリックしてください。二つの写真ブログランキングに参加中で、クリックにより、人気ランクが上がるしくみになっています。尚、クリックによりブログ村のウインドウが開きますので、そちらにある数々の日本の人気ブログもお楽しみになれます。本日も、ご訪問ありがとうございました。

冬にみる夏の夢 ~ スクーデック・ポイント

life_in_me_dreams_of_summer

©William Ash スクーデック・ポイントにて

今年の冬は、ともかく長い。この1週間、最高気温がまた氷点下となった。毎日固くしまっていく雪を見ていると、夏の思い出どころか、その存在までもが架空のものに思えてくる。おもわず叫ばずにはいられない。

 お〜い 夏 生きてるかぁ?
こっちにちょっと
春の小舟を 押してくれ

 ブログランキングに参加中です。下の二つのボタンをポチっと、クリックしていただけたら、とても嬉しいです。本日もご訪問、どうもありがとうございました。
にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ  

冬の海 ~ ペマキットポイント

pemaquid_winter_swells

©William Ash

先週末、久しぶりの春のような陽気にさそわれて、ペマキットポイントにいった。水平線には、夏に多くの観光客が訪れるモヒーガン島が見えていた。この日、風はなく、波もそう高くはなかったが、海は底からうねってくるような冷たい豪音をたてていた。まだまだ冬の音‥‥。でも、春がようやく先に見えてきたようでもある。

 

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ ブログ村のランキングに参加中です。画像や記事を楽しんでいただけましたら、ポチッ!ポチッ!とお願いいたします。ご訪問、ありがとうございました。

移りゆく季節 Part 2

morse_mountain_annual_change

©William Ash

 

メイン州には、四季がある。四季があるところに住んでいると、一年という時の流れが、頭の中で4つの季節にはっきりと分かれ、それぞれの季節の風景が、春なら春の風景、夏なら夏の風景というように、固定したイメージとなってできあがっている。ところが、一年は、大地の上を千変万化させながら過ぎていく。ベイツモースマウンテン保護地区の塩性湿地と砂丘も、一年をとおして、絶えず変化している。同じ景色は、二度と見られない。画像をクリックしてみてほしい。

 

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ ブログ村のランキングに参加中です。画像や記事を楽しんでいただけましたら、ポチッ!ポチッ!とお願いいたします。ご訪問、ありがとうございました。

移りゆく季節 Part 1

morse_mountain_spring_thaw

©William Ash

春は そう易々とは メイン州に訪れない
雪も氷も 簡単には消えてくれない
大地にやさしくキスをして
ゆっくりゆっくり 冬を溶かしながら やってくる

2月も終わりになると、キャビンフィーバーの人間たちを慰めるかのように、最高気温が10度近くになる日が続くことがある。(もちろん、また氷点下にもどるのだが‥‥。)ベイツモースマウンテン自然保護地区内の塩性湿地にある池も、氷の下から姿をみせた。数ヶ月もすれば、稚魚が泳ぎだすだろう。この池は、湿地を流れる川とはつながっていない。ポツンと、湿地のなかで孤立している。それでも、魚が生息しているし、興味深いことに、塩分濃度が、湿原に流れ込んでいる海水よりも高い。

 

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ ブログ村のランキングに参加中です。画像や記事を楽しんでいただけましたら、ポチッ!ポチッ!とお願いいたします。ご訪問、ありがとうございました。

冬景色 ~ 薄きベール

morse_mountain_winter_marsh_ice

©William Ash ( Bate-Morse Mountain Conservation Area) クリックすると拡大されます

湿地というと、その音の響きや漢字そのものからして、どこか地味で不健康というか不衛生な印象をもってしまいがちだ。しかし、その生命力、特に海水が流れいる湿地帯の生命力は驚異的だ。海と陸の間にあるため、環境は厳しい。塩分も気温も、水位も、日々、極端に変わっていく。上の写真は、 Bate-Morse Mountain Conservation Areaの東のはじにある湿地帯の冬の写真で、こうした湿地帯がモース川にそって広がっている。

日本ブログ村のランキングに参加しています。画像や記事を楽しんでいただけましたら、ポチっ!とお願いいたします。ご訪問、ありがとうございました。

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へにほんブログ村 ライフスタイルブログ こころの風景へ