Flycatcher

フロリダには、ヤモリがそこら中にいる。踏みやしないかと、こちらは冷や冷やするのだが、あちらのほうは慣れたもので、足元から四方に散るようにさっと逃げていく。その時に聞こえる木の葉の上を走る音が、かわいいこと。ときには、窓のスクリーンにへばりついて、蚊をじっと待っていたりなんかする。

Ský

頭上の広大空間を、英語では  skyといい、古ノルド語の ský からきている。だから ský も「空」という意味かと思いきや、実は「雲」という意味だという。古ノルド語には、宇宙(space)を意味する単語が、あったのだろうか?

Black Point ~ ブラックポイント

©William Ash

この空を
大きなベニヘラサギが飛んでいった

あんなピンク色を飛ばすなんて
この世界のデザイナーは
なんて勇気があるのだろう

 

フロリダのメリットアイランド(Merritt Island)にあるブラックポイントより。

Wasp ~ ワスプ

このハチの種類はわからないが、家の窓際で見つけた。羽が2枚欠けているが、それ以外はほぼ完全な形のままだ。最初は単なるハチの死骸だと思ったが、よくよく見てみると色や模様、体のつくりが美しい。まるで古い寺院の外壁ような、渋さがある。

星から生まれたもの

宇宙はエネルギーから始まり、冷却して水素とヘリウムとなり、そこから星が生まれた。星が爆発して死んだときには、炭素や酸素ができ、長い間のこうした星の誕生と死の繰り返しによって、わたしたちも、まわりの環境も生まれた。宇宙はどこか遠くの場所であり、人間の体験している世界とは異質なものだと思いがちだが、実は私たちが生まれたゆりかごなのだ。

American Alligator ~ ミシシッピーワニ

信じられない話だが、フロリダに住むということは、ワニ(アリゲーター)といっしょに暮らすことでもある。池という池にワニがいて、画像の「ワニに注意。池に近寄らないように」という警告も、実は、今住んでいる分譲地内のものだ。実際、池の岸を見てみると、アシの中にワニがいた。

ワニ(アリゲーター)は、全長が4mぐらいまで成長するが、この池の主はまだ2m。とはいえ、歩道から10mのところで、堂々と御くつろぎ中。幸い、ワニは人間を恐れて避けることが多いので、人間のほうもワニのことを何とも思っていない。このワニも、じっと見つめる私に、「邪魔をしやがって、バカヤロー」と尾で水面をたたいて不快感を思いっきり示すと、水中へと隠れてしまった。なかなか貫禄がある。

マネシツグミ

©William Ash

午後、車庫の外で車の掃除をしていると、マネシツグミがすぐ近くの木にとまった。赤い木の実をつまんでは、歌い、つまんでは、歌い、30分ぐらいいただろうか。

見た目は地味な鳥なのに、声の美しいこと。しかも、その歌は単調ではなくて、音楽的に複雑な構成をしている。なぜなら、名前からもわかるように、他の鳥の歌をまねて、自分のものにしてしまう才能があるらしい。

©William Ash

拡大してみると、見た目も悪くない……。目の周りや、嘴の下のおひげなど、なかなかなもの。全米で見られる鳥とはいえ、今日は間近でこの鳥の歌まねショーを見ることができて、真に光栄の至り。

Sabal Palmetto ~ 牧草地のヤシ

©William Ash

このヤシは、フロリダ原産で、高さが20メートルぐらいになる。幹がなめらかなものもあるが、中にはV字型の切れ目をもつものもある。この木は牧草地で撮影したのだが、メイン州で放牧された牛の姿を見てきたせいか、ヤシの木のまわりで牛が草をはむという景色にとまどいを感じる。牛とヤシの木?