カンザスシティの暮らし ~ CATCH-22

カンザスシティの公共図書館の駐車場の外壁。地元の住民によって選ばれたカンザスシティを代表する22冊の本の背の部分が、外壁としてずらりと並んでいる。色合いもいい。CATCH-22 は、ジョセフ・ヘラー作。数々のデザイン賞を受賞した珍しいカンザスシティ図書館。その建物もおしゃれで、中にはもちろんカフェもある。元銀行の建物だったので、地下には巨大金庫を改造したミニシアターもある。警備員も常にいる。ホームレスの人の姿も、あちこちにみられる。現在は、閉鎖中。

カンザスシティの暮らし ~ Urban Sky Part 2

Click on the image for a larger view.

 

ダウンタウンの街路樹の花は咲き乱れ、春風に散り、

スイセンの茎がどんどん伸び始め、外は春。

散歩をする人や、ジョギングする人も見られる。

スーパーに相変わらずないのは、ペーパー類と消毒液。

現在のカンザスシティの感染者は249名、死亡7名。

やっと、若者を含めてマスクをする人たちが出てきた。いい傾向……。

カンザスシティの暮らし ~ コロナウイルス Part 3

Click on the image for a larger view.

静かなカンザスシティのダウンタウン。カンザスシティの現在のコロナウイルス感染者数は143名(死亡1名)と多くないので、パニックになっているようには見えない。でも、ミズーリ州のコロナウイルス感染者数は1834名(死亡19名)。1週間で1579名も増えた。ピークはまだまだらしい。

やっと、アメリカ政府はマスクの使用をすすめだした。ただ、サージカルマスクは品不足だから、スカーフとか自分で作った布マスクを使用するようにといっている。アメリカ人は不器用な人が多いから、マスクをハンドメイドするのをめんどくさがる人もいるだろうが、その一方で、他の人のためにたくさんの布マスクを作って無料で配布するアメリカ人がたくさん出てくるだろう。ここがこの国のすばらしいところ。

電話をしたら、義母もすでにミシンでマスクを作っている最中だった。いったい幾つ作るつもりか? さっそく私たちにも送ってくれるそうだ。ミシンが壊れているので、ありがたいことだ。

前のブログで、アメリカ人は、2mの間隔(ソーシャルディスタンス)を開けるなど、しっかりとルールを守っていると書いたが、実はそれは私のまわりだけらしい。公園やドッグパークでたむろする人たちがいるらしく、先週の日曜日には、市長が怒って警告を発していた。だから、マスクも必要になってきたのだろう。

こういう人たちは、コロナの大きな連鎖が見えないのだろう。たとえば、家が火事になっても、消防士がかけつけてくれないかもしれない。今朝、こんなニュースが出ていたーーカンザスシティでは、8名の消防士が感染したために、彼らと接触のあった95名が自宅で自己隔離をし、そのうちの30人がやっと任務に復帰したーー今のところ、人員不足にはなっていないらしいが、コロナの影響はこんなところにも広がっている。

 

カンザスシティの暮らし ~ 自宅滞在中

コロナウイルス感染の拡大防止のために、自宅滞在中の日々。

現在、ミズーリ州の感染者は911名(カンザスシティ102名)、死亡12名で、ハイペースで感染者が増加している。それにしても、アメリカ人が、こんなにも規則をしっかりと守る国民だとは思わなかった。ダウンタウンでは、みんなお互いの距離をう~んと開けて、散歩やジョギングをしたりしている。

ダウンタウンのスーパーへ行ったら、消毒関連の品物やペーパー類、小麦粉、そしてアイスクリームの棚が空っぽ。卵は品薄。この程度だったので、食料品の買いだめは起きていない。ただ、350世帯が住むこのアパートのリサイクルのゴミ捨て場には、ピザの箱が山のように積まれていた。

家にこもる日々だが、メイン州では、冬はいつもこんな感じだった。我が家のニューファンドランド犬のHikariは、うれしくて仕方がない。父が、テレワークで家にいるので、母から叱られても、父が “My beautiful girl!”と、すぐに味方についてくれる。

読者のみなさんも、くれぐれも感染には気を付けてください。そして、この期間を無事に切り抜けていけますように。

カンザスシティの暮らし~ コロナウイルス Part 2

カンザスシティでは、3月24日~4月23日まで外出禁止というか「自宅滞在」期間となっている。3月25日の段階では、カンザスシティにおけるコロナウイス感染者は25名(死亡1名)、ミズーリ州全体では感染者255名(死亡9名)と少ないけれど、市長が先手を打ってウイルス感染の拡大を防ごうとしている。

我が家にはテレビがないからラジオをつければ、ウイルスのために仕事を失った人たちへの経済的援助や、解雇されてローンや家賃を払えなくなった人への弁護士相談、医療費が膨大となってオバマケアの存続が難しい……など、メディア業界は、窓の外の人の姿もまばらなストリートとはちがって騒がしい。中でも、いかにもアメリカらしいと思ったのは、「自宅にこもっている間の精神的コントロール、ケア」が話題となっていることだ。

画像は、コロナウイルスのために一時的に閉店したバーガーレストラン。