近刊のお知らせ ~ Tsukiji

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Tsukiji: Tokyo Fish Market Suite (築地:東京魚市場組曲)が、もうすぐ発売になります。世界で最も大きな魚市場の様子をとらえた41枚の写真が、小作品からなる3部作の音楽となって流れていきます。1935年に造られた築地市場を移転するかどうか、東京都は検討中ですが、41枚の写真を築地への敬意として捧げたいと思います。発売予定は3月終、48ページのソフトカバー版です。

魚いっぱい?

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漁獲量を減らしても、タラが消えつづける?

最近、ニューヨークタイムズに、メイン州のタラ漁についてのショッキングな記事がのっていた。タラは、何十年もの乱獲のあとに、やっと2010年になって漁獲量が制限された。当初のプランでは、これによりタラの生息量がもどってくる予定だった。

ところが、減る一方。

おかしいと思って調査してみれば、予想外のことが海で起きていた。メイン湾が、世界の海域のなかでも、地球温暖化によって著しく水温が上がっている海域のひとつであることが判明したのだった。そのため、タラは生息数は回復どろこか、生殖率は落ち、死亡率は上がり……。

海洋研究者たちは、「漁獲量制限によってタラの回復を予想していた当初のプランは、水温上昇という要因を考えに入れず、あたかもタラの生息数がすぐにもどるような非現実的な期待を生んだ。」と酷評している。

もうタラだけでなく、地球環境全体を守らなければ、タラの数はメイン湾から減っていくばかり。困るのは人間も同じで、地域の経済成長は破壊され、仕事はなくなる。それを知りながら、どうも今の対策は、うまくいっていない。

悟り

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禅では、人は少しずつ悟りに近づくのではなくて、突然、悟りというものが雷のように来るという。鈴木大拙は、「自分の本質を見るような」、「生まれる前の本来の顔を見るような」、「カラスの鳴き声が聞こえる前に聞くような」「神が『光りあれ』と言う前から神といるような」経験だと言った。写真は、宮島でみかけたびんずる様だ。びんずる様については、ぜひこちらを見てください。

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Happy New Year 2015

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Naomi and I wish you a wonderful and prosperous new year.

新年明けましておめでとうございます。
今年も皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。

本年も、
どうぞよろしくお願いいたします。

東京の大晦日

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アメリカにいて、日本の何が一番恋しいかといえば、梅干しでも納豆でもなくて、お正月だ。12月31日の晩に行われるアメリカのドリンキングパーティーとはわけがちがい、日本ではまさに大晦日から、新年に向けてのお祝いが始まる。除夜の鐘、深夜に神社やお寺に向う人々の足音、話し声‥。そして、若水、書き初め、仕事始めへと続く。あ〜、風情がある。

ネイティブアメリカンが、「節目を祝う儀式を通して、クリエーターなる創造主が人をごく自然に変化、成長させる」というのを聞いたことがあるが、日本のお正月にも、同じような大きな智慧の力が働いているにちがいない。自分がどんな状態であれ、その力に祈るように共鳴して迎える新年は、心のなかがどこか清々しい。

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上野—東京の道

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上野動物園の近くにて。

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納屋 ~ マナドノック地方より

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家畜の小屋や納屋は、ニューイングランドにはなくてはならない建物で、アンセル・アダムズがニューハンプシャー州で唯一撮った写真というか、唯一、写真集に載せたと写真も、納屋の写真だったように思う。

ニューイングランドには、今でも馬やポニーを普通のペットのように飼っている人たちが結構いる。森を歩けば、ゆるやかな馬の足音に続いて、乗馬服でばっちりと決め、背筋を美しいほどピンとのばした男女が木立のなかから現れて、「ハ〜イ!」と高い馬の背からこちらを見下ろように挨拶をしてくる。ダウンタウンアビーや、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」じゃないが、まさにイギリスBBC放送のクラッシックシリーズのドラマの風景さながらで、唖然とさせられる。

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