この景色をはじめて見たとき、この川がかつては、瀕死の状態まで追いやられたことなど思いもよらなかった。あまりに平らで穏やかなので、ジョージアとか、南部の平らな州にある川のように感じたのだった。
川の名は、アンドロスコギン川。この素敵な名前は、ネイティブアメリカンのアベナキ族か、ペネブスコット族からきているといわれている。
水源は、グラフトンノッチ州立公園からそう遠くないところにあるUmbagog湖。メイン州とニューハンプシャー州の境にある。川は、ニューハンプシャー州側から始まって、メイン州に流れて、やがてケネベック川に合流し、メイン湾(大西洋)へと流れでる。
ひと昔前までは、織物と製紙工場によって汚染され、悪臭がひどく、泳げば病気になるほどだったらしい。アメリカで水質汚染防止法が制定されたのも、このアンドロスコギン川をはじめとした川の汚染を止めるためだったという。今は、かなり水質が回復してきていて、下流には依然として工場があるものの、アンドロスコギン川はたしかに蘇りつつある。
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