Inside Out, Part 2 ~ 内が外側になる日 Part 2

リリック・シアター、カンザスシティーのダウンタウン 。

写真家に付き合うと、汚らしい場所にカメラを構えて待っている横で、いっしょにじっとしていなければいけない時がある。「いったい、これのどこがいいのかしら?」と、しびれを切らしながら疑問に思うことがよくある。

けれど、写真家は嬉しそうに言う。

写真というのは、光がすべてなんだ。物は、光を変えるだけだ。見てごらん、前の建物の窓ガラスに当たった夕日の光が、この古い劇場の外壁に反射して、日が沈むにつれて、階段を上っていくように見えるだろう。

Inside Out ~ 内が外側になる日

画像の取り壊しが行われている建物は、元はリリック・シアターと呼ばれた。カンザスシティーのダウンタウンにある。

最初は1929年にアララット寺院としてスタートし、当時で1億円以上のお金が建設に使われたが、1936年に6000万円以上の負債をかかえて抵当流れとなり、その後は赤十字の献血センターやテレビ局として使用されてきた。

カンザスシティーのダウンタウンには、こうして家主を転々と変えてきた古い建物がたくさんある。

Shinbashi, Tokyo ~ 東京、新橋

新橋は、となりの銀座よりも、庶民にとってはずっと親しみやすい町で、レストランや飲み屋の値段も、サラリーマンの味方。夕方は、「ちょっと一杯!」といったサラリーマンやOLの姿があちこちに見られる。画像は、いつもとはちがう週末の静かな新橋の夜の姿。人がひとり、ガードレールによりかかっている。

写真集「EARTH WATER WIND EMPTINESS ~ 地水火風空」by William Ash より

Island in the Sky ~ 空の島

「909 Walnut」, または 「the Fidelity Building」として知られるこのビルは、カンザスシティーのラウンドマークでもある。

1931年にアールデコ様式で建てられて以来、銀行、連邦政府、気象庁の測候所などとして使われてきたが、現在は、アパートになっている。

The Speeding Earth ~ 高速な地球

Chet Raymoは  その著書 「The Soul of the Night(夜の魂)」の中で、スケートボーダーに衝突されて宙に飛ばされた子供の動きを、こんなスケールで表現している。

宙に飛ばされている間に、子供は、
地球の自転によって800 m 東へ移動し、
同時に地球の公転によって、64 km ほど西にも動き、
天の川の星の中にある太陽系の流れによって、32 ㎞ ほど琴座にあるベガに近づき、
天の川の回転によって、天の川の中心を軸に483 km ほど動いた。
子供は、巨大な空間の中をこうして大飛行すると、
大地に落ちてゴムボールのように跳ね返った。