食べられる庭 ~ たんぽぽ Part 2

edible_weeds_dandelion_2たんぽぽの花は、葉とちがって苦みがないので、いろいろな料理に使える。フリッター、てんぷら、スープ。花びらだけちぎって、パン、マフィン、ホットケーキ、ハンバーグ、スムージー、キッシュ、サラダ、オムレツ,パスタにまぜたり、ハチミツ漬け、お茶にしたりもできる。また、色鮮やかなまま冷凍したり、乾燥保存もできる。

今年は、あまりにたくさんのたんぽぽの花が咲いたので、たんぽぽワインをつくってみた。はじめての試みで、いろいろなレシピがあったが‥‥ 続きを読む

食べられる庭 ~ たんぽぽ Part1

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©William Ash

どんな植物オンチでも、この植物の名前を知らない人などいないだろう。まだ肌寒い春先に、明るく咲いてくれるだけでなく、子供時代の思い出とかさなりあって、いつまでも心に咲きつづけてくれる花なのだから。

幼稚園時代におままごとのご飯のおかずに使ったのも、たんぽぽだった。葉っぱを石でたたいてつぶして、あたかも味噌漬けのような感じにして、お花といっしょに小さなお皿の上にのせた。「お父さん、ごはんですよ。いただきましょうね。」と、目の前でおとなしく正座している近所の男の子の前に差し出したものだった。

それが今、現実の生活のなかの食卓にものるようになった。幸い、スムージー、サラダ、炒め物,パンなど、当時よりはレパートリーが増えている。

とくにこの春は、例年よりもなぜか葉が苦くない。花をつけていても、苦くない。それで、根をひっこぬいてたんぽぽコーヒーをつくったあとに残った若葉を、おいしくいただいている。食べきれない葉は、乾燥させてお茶にしたり、あとでスープにするために生で冷凍したりしている。

たんぽぽの薬用効果、栄養をあげれば、きりがない。存在価値が、そんじょそこらの野菜とは、比べ物にならない。アメリカでは、とくに肝臓をきれいにしてくれる効果が強調されていて、日本と同様に、知っている人は食用として利用している。

最初、この家にきたときは、芝生ばかりでタンポポやスミレクローバーは、ほんのひとにぎりしかなかった。普通ならそれを引きぬくのだが、花が好きだったので、増えるように芝の中に移植してきた。ましては、食用になると知った今、初夏に葉がかたくなって苦くなるまでは、芝刈りはしない。

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©William Ash

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春の湿地の洪水

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ベイツモースマウンテン自然保護地区には多くの湿地がある。画像の湿地は大西洋につながっている塩性の湿地で、春になると春の雨により洪水がおきる。一年の大半は草ぼうぼうの地域が、春には浅い湖のようになる

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林床で輝く星の花

life_in_maine_forest_spring_flower英名  スターフラワー(STARFLOWER)(学名Lysimachia borealis)が裏の森で群れて咲いている。背は低く、花も2センチもないほど小さいけれど、林床でとても目をひく。花弁は7枚のものが普通だが、9枚のもみかけた。ひっそりと木陰に咲く、春の歓びのような花だ。

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春のシダ

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春になると、家の裏の森にはシダが広がる。ひと月まえは、落ち葉の茶色一色だった林床が、今ではシダの明るい緑色におおわれんばかりだ。数種類のシダがあり、それぞれちがうのが、またおもしろい。

この季節、勢いよくのびてくるシダをみると、上高地から横尾への道でみたシダを思い出す。上高地の森で、シダの美しさにふれて以来、この目立たない植物が大好きになったのだった。

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春の森

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春はすばらしい。微風に、森全体がゆるやかに光りながら踊る。長時間露出の写真だと、この動きがみえるようだ。ところでメイン州のほとんどの森は、原生林ではない。農地にするために、伐採された過去をもつ。かつては、どのような姿をしていたのだろう?

残念ながら、その姿を復元することは不可能。ニューヨーク州にある、産業化時代のあとに再生された森を調べた結果から、以下のようなことがわかっている。

「森は完全に伐採されてしまうと、放置されて自然に森にもどっても、決して最初の森のようにはならない。100年たっても、ならない。しかも、まわりに昔ながらの原生林があっても、完全に伐採されてしまった土地から再生された森は、まわり原生林の影響をうけることはなく、植物も木々の種類、配分など、原生林時代とはちがう姿の森になる」

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庭のお客さま ~ 毒はもっておりません

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週末、ガーターヘビ(common garter snake, Thamnophis sirtalis)が、薪の上にいるのを見つけた。こっちをみても驚かず、しまいには、積まれた薪のあいだに入っていった。ぬけ殻を、薪の間でみつけたことはあったが、こうしてその中身というか、本体にあったのはこれが初めてだ。

このヘビは、ニューイングランドではよくみられる。つかまれたり、びっくりすると、ツンとくる刺激臭をはなったり、噛みついてくるかもしれないが、毒はもっておらず、噛みつくこともめったにない。

全長が60センチから90センチぐらいの大きなものは、両生類やネズミ、巣のなかの幼鳥などを食べる。画像のヘビは太さが親指ぐらいしかなく、こうした小さなものは、おもに毛虫や昆虫をたべる。おそらく、このヘビは、薪のなかにいる虫を狙っているのだろう。

だとしたら、顔はちょっとこわいけれど、ありがたい。

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食べられる庭から〜スミレをつむ朝

edible_weeds_wild_violet_heads庭には今、野草のアメリカスミレサイシン(英名Common Blue Violet, 学名Viola sororia)の青紫と白い花が、カーペットのように咲き乱れている。花のなかにすわり、鳥の声をききながら小花を摘んでいると、しつこいぐらい長かった冬の記憶も、さすがに少しずつ遠のいていく。

種類にもよるけれど、スミレは、花と葉の薬用効果をあげたらきりがないほど、すぐれた植物のようで、その上、食用にもなる。

今年は、午前中にとった苦みのない花で、Violet honey (花のハチミツづけ)をつくった。いろいろなレシピがあるが、いちばん簡単なの方法は、洗った花をできるだけ瓶につめこんで、ハチミツをいれる。これだけ。ただ、花には水分が多いので、一晩ぐらい花を放置して、水分が少し抜けてしんなりしてからつくることをすすめているサイトもあった。また、花とハチミツの割合を、2:1というレシピもある。

いっぺんには、ハチミツが花とまざらないので、様子をみながらたしていく。ときどきかき混ぜて、すべての花がハチミツとまじるようにする。3〜6週間たったら使える。そのとき、花をこしても、入れっぱなしにしてもいい。 ただ、花からでた水分がふくまれているので、ハチミツのように常温で保存すると腐りやすいと思う。冷蔵庫、または長期保存する場合は冷凍庫での保存をすすめる。

薬用としては、やけどにぬったり、のどの痛みに、よくきくそうだ。でも、我が家の場合は、あくまで食用。つまり、これを‥‥朝のトースト!にぬって食べる。花がのったハニートースト! なんか眠気も、食い気でとぶような‥‥。

 

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アートなドア

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メイン州のベルファースト(Belfast) は、国道1号線にそって北上、南下するときに通過する海岸線の町のひとつにすぎない。でも、伝統的なニューイングランドの美しい家がたち並ぶ町と、ボヘミアン的な地域がうまく融合して、ダウンタウンにも活気がある。

画像のドアは、ウインドウショッピングをしていて、突然、お店のあいだに現れた。ビルの2階にある個人宅につづくドアのようだ。お店が両側にあるにもかかわらず、このドアは奇抜に見えず、まわりに調和してごく自然に見えた。こういうドアなら、入り口にたつたびに、開けるのが楽しくなってしまうにちがいない‥。

 

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春の嵐

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季節がかわるとき、天候は常に不安定。ふと家の外をみると、こんな大きな雲が森の上に広がって、上昇していく。
トトロの猫バスがみえる人には、この雲が、きっと他のものに見えるにちがいない。はてして、いったい本当は何が広がっているのかな?

 

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