In the Shadow of the Moon ~ 月影の中

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©William Ash

水曜日は、月影の森を歩いた。満月の光が、積もった白い雪に照り返し、その中を歩けば空気は澄んで鋭く、音は冬の空に消えていくかのよう。この世界でそれぞれの固体の型を作っている固い枠が失われて、樹々はみな影となり、距離も大きさも幻想になる。

Fading Light ~ 消えゆく光

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©William Ash

もう4時半になると日が暮れる。夏には、空からゆっくりと光が引いていったものだったが、今は太陽が沈んでしまえば、光には大地を照らし続ける力など残っていないので、どんどん辺りが暗くなっていく。この酷なる残照の美しさは、まぎれもなく冬の到来が近いことを告げている.

Autumn Rain ~ 秋雨

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©William Ash

秋の庭は、刻々と色を変えていく。同じ庭でありながら、自然とともに移ろっていく。目まぐるしい変化をみせて、冬の眠りにつく。

でもこれは、広葉樹だけのことではないらしく、ずっと前にある植物の本で読んだことだが、トマトなどは種のときから枯れていくまでに、すべての色を経験していくのだそうだ。観察力に乏しい自分の目には緑にしか見えないのに、実は外見の形はもとより、色までもどんどん変化させまくって、一生を終えていくらしい。

あっぱれかな、トマトさん。

遍路道を三周して学んだ大切なことのひとつに、「すべては絶え間なく変化していて、人間も自分も、同じように変化し続けている」ということがある。それが本当の姿なのだと、ただ道を歩いていただけなのに、子どものように感じた。実は、みんな、トマトだった。すべては変化し続ける。前と同じような色に見えても、実はちがう。英語でいえば、Life goes on!  となり、米国でのトヨタの宣伝文句を使わせてもらえば、Moving forward! というところだろうか。

Gray and Overcast

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©William Ash

先週は秋雨が続いて、灰色の中で紅葉の色が一層映えた。とはいえ、美しい紅葉の季節は終わりを迎えようとしている。最低気温は、0度近くになってきた。目は色の輝きをみつめて止まないが、冷たい風が首筋に流れこんでくると、真っ白な冬の森がしのびこむように風景に重なってくる。

Fruit of the Forest ~ 森の果実 

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©William Ash

食べられはしないけれど、落ち葉は森が生み出す果実のようなもの。夏には日陰を、秋には色を森に与え、今は、散って地面を守り、栄養を与えている。画像のキノコはなんなのかわからないが、緑色の葉は、春先に林床に広がるスズランの葉だ。

Fall 2016 ~ もう秋 2016

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©William Ash

秋の雨に、どんよりとした週末だった。秋のはじまりは、いつもこう。写真は、野原の小さなカエデの木。緑の色が、温かみのある色合いに変わっていく。短い間だけれど、野原は、これから色の海のようになる。

Last Light ~ 最後の光

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©William Ash

New Hampshire州 の Crawford Notch 州立公園の夕暮れ。Webster 山が、 Field山 と Willey 山の影に隠れていく。
パノラマなので、ぜひ画像をクリックして拡大してご覧ください。

Mountains ~ 山よ、山

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©William Ash

稜線とみるか、青と白と緑の色模様とみるか、光と影の舞いとみるか。
雲と語り、風と歌い、光になでられて、お山は今日は、とても大らか。
Crawford Notch  (Crawford Notch 州立公園、 New Hampshire州)