Art Meets Science ~ アートとサイエンスの出会い

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6月20日から9月30日まで、「 Art Meets Science」展がアーカディア国立公園100周年を記念して開催されています。私の写真も選出され、会場に展示されていますので、この夏に国立公園があるMt. Desert Islandへ行かれたら、ぜひ足を運んでみてください。MDI Biological Laboratoryの場所等については、こちらをご覧ください。

オークアップル 〜 虫こぶ

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©William Ash

オークの木にぶら下がっていた虫こぶを見つけた。タマバチの一種が、オークの葉に卵を産みつけて寄生して、葉の組織を異常に発達させて、こんなこぶをつくってしまう。青リンゴみたいに見えるので、オークアップルと呼ばれ、直径が2.5cmもある。わってみれると、タマバチが一匹だけ入っているらしいが、ぜひインターネットで中の様子をみてほしい。時期にもよるが、ものすごく美しい構造をしている。道具なしでこんなものを作ってしまう昆虫類。ファーブルじゃないが、すごい生物だ。

家はどこ?

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©William Ash

4月の終わり、植物が目覚め、気候も和らぎ、春の訪れに心ときめいた。
あれからひと月たった今、森は緑でいっぱいだ。春には見えた家も、隠れて見えない。

森は、冬の間は光でいっぱいなのに、命の気配がない。そして、光がさえぎられて暗くなった今、躍動する命であふれている。おもしろいことだ。

水が消える 〜 変わっていく世界

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上の画像は、顕微鏡でみたバクテリアか何かに見えるかもしれない。でも実は、空からの写真だ。NASA Earth Observatoryのサイトにある衛星から撮影されたふたつの写真(下)を合わせて、1984年から2016年にかけてのミード湖の水位の変化がわかるように加工してみた。

黒い部分は、1984年のときから変化がない部分。それに対して、湖の明るく縁取られたような部分や色がついている部分は、2016年までに変化があった部分。湖で言えば、水が消えた部分だ。湖が満タン状態を100%とすると、現在は37%しかない。

どこに消えたかというと、湖の左の場所「ラスベガス」。夜景のように見える所は、ラスベガスで開発が広がった場所で、湖の水位が低くなりはじめたのは2000年からだという。この残りの水が消えたら、ラスベガスはどうするのか?

the_world_lv_lake_mead_19841984年のラスベガス(左)とミード湖(右)

the_world_lv_lake_mead_2016 2016年のラスベガスとミード湖。

話の詳細を知りたい人は、NASA Earth Observatoryをクリックしてください。

メモリアルデーの週末

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©William Ash

週末は、ホワイトマウンテン国立森林公園に行った。珍しいことに、最高気温は33度に達して真夏日となった。公園はメモリアルデーの週末とあって混雑していて、ワシントン山の頂上へ向う車は列をなし、川辺では泳ぐ子供たちや釣り、ハイキングをする人がたくさん見られた。緑の明るさと命の勢い、香る風、8時まで明るい長い一日と、心ときめく、いい季節になった。

新緑の季節

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©William Ash

樹々が芽吹き、葉が見えはじめたかなと思うと、あっという間に緑が広がる。一週間とたたないうちに、まわりはやらわかな緑に包まれる。この新緑の季節は、何度経験しても胸がドキドキするぐらい新鮮で、毎年のことながら、植物の命のものすごい勢いと、光のような葉の色に感動してしまう。

それと、香り。冬の間、まるで漂白されたみたいに空気がきれいなので、香りというものをすっかり忘れている。そこへ、風に香りが流れはじめる。ライラックの花の甘い香りなど、ほとんどこの世のものとは思えないほど甘く感じる。